こんにちは、ハンドメイド作家のあみっくです。
主にバッグ・布小物の制作をしています。
今回の記事では「接着芯をキレイに貼るコツは?おすすめ接着芯の紹介」と題して、接着芯の種類やキレイに貼るコツなどを紹介していきたいと思います。
また実際に使ってみて良かった接着芯、使いやすい接着芯なども紹介していきますね。
それでは早速見ていきましょう。
接着芯をキレイに貼るコツは?
接着芯を貼った時、ポコポコ空気が入っていたり上手く接着できてない事ってありませんか?
私も初心者の頃はよく空気が入っていました…今でもアイロンのかけ方を適当にすると入ってしまう事がありますが…(^^;)
でも大丈夫!アイロンの正しいかけ方を覚えて貼れば、キレイに貼れるようになりますよ。
それではまず接着芯を貼る目的とは…。
接着芯には厚さ、着け方(アイロン・シール・糊なし)、種類(織布・不織布、編み布)、などたくさんの接着芯が創られています。
布に接着芯を貼るのは
- 薄い生地の強度を増す
- 変形や型崩れを防ぐ
- 生地の伸びを防ぐ
- 布にハリを出す
といった目的で使用します。
必ず接着芯を貼らなきゃいけないという事はありませんが、接着芯を貼る事により作品の仕上がりがグッと上がります!
(ポーチやくったりとしたバッグを作りたいときは接着芯を貼らなくても問題ありません)
そこで、接着芯をキレイに貼るコツは下記の7つがポイントになります!
- 接着芯を貼る生地はきれいにアイロンを当て、糸くずゴミを除去
- スチームは使わない(乾熱で当てる)
- アイロンの温度
- しっかり押さえる(圧力をかける)
- アイロンの時間(1か所に付き8~10秒)
- 隙間をあけない
- アイロン台は硬めがおすすめ
まずは接着芯を貼る生地はアイロンを当て、糸くずやゴミはコロコロできれいに除去して下さい。
糸くずやゴミが入ると、そこから接着芯がはがれる原因となります。
スチームは使わず乾熱で当てて下さい。スチームを使うと素材が変化してきれいに接着できない場合があります。
またスチームアイロンで接着芯を貼るとスチームの穴の跡が付いて、穴の部分が接着できないですよね…。
この場合は穴の部分を隙間なく重ねながらアイロンをして下さい。
私も穴の部分は重ねながら接着していますが、これかなり面倒ですよね…。
そんな方は「ドライアイロン」の使用をおすすめします。
ちなみにおすすめのドライアイロンは、パナソニックのドライアイロンとDBKのドライアイロンです。
DBKの方が先が尖ってて使いやすそうですが、重量はパナソニックの方が若干軽いのでやっぱりパナソニックかなぁ~(^^)
アイロンは頻繁に使うので重さも重要ですよね。
今使っているスチームアイロンがまだまだ健在なので、買い替えはまだ先になりそうですが…。
そしてアイロンの温度ですが、これも重要ですね。
アイロンの温度は使用する生地によって違いますが、家庭用のアイロンは中温(140℃)での使用が推奨されています。
ちなみに生地の素材とアイロンの温度は、
温度 素材 高温 180~210℃ 麻、綿、レーヨン 中温 140~160℃ 毛、絹、ポリエステル、キュプラ、アセテート 低温 80~120℃ アクリル、ポリウレタン、ビニリデン 引用元:日本紐釦HP
となっています。
私はバッグ制作の時に使用する生地素材は、だいたい綿・麻・帆布なのでいつも高温で接着しています。
高温で糊が溶けてベタベタする事はありません。
またアイロン接着をする際は当て布を使用する事をおすすめします。
よく気を付けていても、接着芯を裏表反対に置いてしまう…なんて事もありますので(^_^;)
当て布が面倒な方はアイロンカバーもおすすめです↓
次に接着芯を貼る時はアイロンは滑らさず、上から圧力をかけて押さえて下さい。
時間は一回に付き8~10秒、私は半分ほど重ねて押さえるので8秒程度です。
中央から四方に向かって当てる方法と、端から当てていく方法がありますが、端からの方が当て残しがなくキレイに貼れると思います。
最後にズレるという可能性もありますが…どちらの貼り方にしても空気を抜くイメージで貼ってみて下さいね。
貼り終わったら冷めるまで触らず放置して下さい。動かすとシワができたり芯が剥がれたりします。
そして最後に私が接着芯をキレイに貼る上で一番重要だと思うのは、アイロン台の硬さです。
接着芯を貼るのは硬いアイロン台をおすすめします。
私がハンドメイドを始めた頃、家にあったのは足付きのアイロン台↓
こちらのアイロン台は上から圧力がかけられない為、接着芯はキレイに貼れません…。
そこで近くの手芸店に売っていたアイロン台を購入↓
こちらは柔らかすぎて上から抑えると沈むため、接着芯がキレイに貼れませんでした…。
そして次に購入した物は、机の上でアイロン掛けができるアイロンシート↓
こちらも表面がふかふかしているためイマイチ…。
市販品を探しても良いアイロン台が見つからず、最後にたどり着いたのは手作りアイロン台。
リビングにひいていたタイルカーペットを一枚使用。(50cm×50cm)
こちらのカーペットに布を巻きアイロン台にしました。(カーペットの裏が上になるように)
この手作りアイロン台で接着芯が格段に貼りやすくなりましたよ!
硬いと圧力がかかりやすいです◎
おすすめ接着芯の紹介
接着芯選びってなかなか難しいですよね。
私も長年お気に入りの接着芯に出会う事ができず、いろんな接着芯を試してきました。
接着芯の種類は大きく分けて「不織布タイプ」と「織布タイプ」に分けられます。
不織布の接着芯で有名なのは「バイリーン」ですね。
不織布の接着芯は「紙のような手触り」に仕上ります。
私はハンドメイドを始めたばかりの頃は「バイリーン」を使用しバッグ作りをしていましたが、仕上がりが紙っぽく硬い感じがなんか違うな…と思っていました。
そんな時ネットで調べてみると布には布の接着芯が良いと書いてあり、早速織布タイプの接着芯を使ってみたところ、貼りやすさと仕上がりに感動(^_^;)
仕上がりが全然違いました。
接着芯は用途に合わせて選ぶべきだと学びました。笑
不織布接着芯は織布タイプと比べて安価で入手できるのがありがたいので、バッグ本体には布芯で、底や持ち手などは不織布と使い分けるといいですね。
またポーチやミニ財布なども不織布接着芯で◎
そこで今私が愛用している、一番いいと思う接着芯は日東紡の「ダンレーヌ」です。
縦・横にストレッチ性があり柔らかい芯地です。
こちらは本当に布と相性が良くこれまで使ってきた接着芯では一番ですね。
やわらかい風合いが最高です。
私が愛用しているのはダンレーヌR444です。
ダンレーヌにも色んな厚さ・種類がありますので、気になる方はサンプルをお取り寄せされるのが一番です!
私はいつもボビー家コテツさんで購入していますが、無料で接着芯のミニサンプルがお取り寄せ可能です↓
接着芯無料サンプル次におすすめの芯地は「プレシオン」です。
プレシオンのらくはりシリーズは、アイロンをゆっくり滑らすだけで簡単に接着する事ができます。
バッグの底などしっかりさせたいところは、プレシオン芯地RH003・RH004辺りが良いかと思います。
こちらも上記の無料サンプルでお取り寄せ可能です。
下記の画像はボビー家コテツさんのHPからお借りしました。
「コテツの芯地の選び方」という記事がとても分かりやすく参考になります。(画像をクリックすると記事に飛べます)
他によく購入している芯地は、布1000ネットさんのd4540の薄地接着芯。
こちらは薄手なのでバッグの持ち手や、11号帆布をもう少ししっかりさせたい時に使用しています。
まとめ
今回の記事では「接着芯をキレイに貼るコツは?おすすめ接着芯の紹介」と題して、接着芯の貼り方のコツとおすすめ接着芯を紹介していきました。
接着芯の貼り方のコツは7つ!
- 接着芯を貼る生地はきれいにアイロンを当て、糸くずゴミを除去
- スチームは使わない(乾熱で当てる)
- アイロンの温度
- しっかり押さえる(圧力をかける)
- アイロンの時間(1か所に付き8~10秒)
- 隙間をあけない
- アイロン台は硬めがおすすめ
特にアイロン台は硬めがおすすめで、空気を抜くイメージで貼りましょう。
接着芯の種類は大きく分けて「不織布タイプ」と「織布タイプ」の2種類。
作る物の用途に合わせて選ぶことが大切なので、今回の記事が少しでも皆様の参考になりますと幸いです。
お気に入りの接着芯を見つけてハンドメイドライフを楽しみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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